月刊「時評」連載の人気シリーズ、待望の書籍化。
『遊歩入夢』で知られた著者の最新刊。
対象を文庫に絞り、本の内容と著者の思いを重ねながら、
一遍々々丁寧に綴られた珠玉の書評群。
時代、季節、分野を問わず、縦横に及ぶ作品の数々と、時に鋭く、時に愛情あふれる著者の解説は、「読書会を開きたい」という読者からの声も上がるほど。
未来へ残すべき書と、書をめぐる人間史の相乗は、豊かで温かな一時を与えてくれる。
主な掲載内容
- 鳶と鷹と鷲/浅田次郎『壬生義士伝』
- 鎮魂の月/吉村昭『プリズンの満月』
- 断固、敬老主義宣言/小川洋子『博士の愛した数式』
- マイ・ラスト・ブック/久世光彦『みんなの夢の中~続マイ・ラスト・ソング』
- 逢魔が刻来れり/山田風太郎『魔群の通過』
- 梅は咲いたか/乙川優三郎『五年の梅』
- マザコン賛歌/ビートたけし『菊次郎とさき』
- 桜吹雪の舞う下で/高山文彦『火花~北条民雄の生涯』
- 遥かなる咆哮/ジャック・ロンドン『白い牙』
- 我が家の履歴書/檀ふみ『父の縁側、私の書斎』